昨日、秋の天皇賞が行われました。
春の天皇賞とは違い2000mという比較的短い距離を争うG1競争。
その中でもやはり注目を集めたのは、今年の皐月賞を獲った3歳馬エフフォーリア。去年のクラシック三冠を獲得し未だ複勝率100%を誇る4歳馬コントレイル。そしてマイル戦最強、牝馬でありながら強烈な末脚で数多くのレースを制してきた5歳馬グランアレグリア。
それ以外の馬も決して見劣りはしないメンバーではありましたが、やはり圧倒的な威厳を放つこの3頭が多くの場所で話題になるレースでした。
人気も圧倒的にこの3頭に集中し、3頭それぞれ4倍以下、4番人気から15倍と解りやすく差がありました。一番人気のコントレイルは一時的にとはいえ2倍を下回る人気になったりと、兎も角この「3強」の誰が勝つのか、ということに多くの人の期待が集まっていたレースだったんじゃないでしょうか。
そして皆様も知ってのとおり、この戦いを制したのは3歳の牡馬。
今年の皐月賞を鮮やかな勝利で飾り、その名を轟かせたエフフォーリアでした。
各世代の最強の中から、更に1つ頭抜けた「最強」を、この2000mのターフの上で見せつけた結果となりました。
いや~本当に今年から競馬入った人にとって面白いレースばっかりですよ。っていうか3歳馬がこんなに強いことってそんなにあるもんなんだろうか。有馬記念以外無敗のディープインパクトも3歳の頃は新古馬共同のレースで走ったことがなかったらしいので。
新馬から勝ち上がったばかりの若い世代が実績を残した古馬達に力を見せ、勝っていく。
これも競馬の世代交代の楽しみなのかもしれません。
とはいえ負けた2頭も決して劣ってるという様子はなく、最後の最後までエフフォーリアに食らいつきました。
というか最終直線はマジでこの3頭以外との力量差を見せつけたようでもありました。コントレイルは三冠馬の意地を見せ、グランアレグリアは決してマイルだけではない事も示したと思います。コントレイルは次走ジャパンカップで引退と決まっておりますが、ぜひ有終の美を飾って欲しいとも思います。
グランちゃんは今後どうするんかね…8月に手術を終えてからの初めての出走って言う割にめちゃくちゃ元気で笑っちゃったんですけど…あと10年ぐらい走りそう。
個人的には今回、カレンブーケドールちゃんが初の掲示板外というのが少し残念でした。
グランアレグリア、クロノジェネシスという同世代の強豪に囲まれながらもマイル中長どこでも走れて怯むこと無く常に掲示板で名前を誇示してきたのですが、今回遂に陥落。
今年一年も決して悪い走りだったわけでもないのでまだまだ行けるとは思いますし、やはりぜひ重賞を1つでいいから手にして欲しいし可能ならG1で勝ってほしいという気持ちがあります。頑張って欲しいですね…
来週はG1がないので再来週のエリザベス女王杯までお預け。
エリ女はまだ出走想定しか出てませんが、3歳牝馬は秋華賞に勝ったアカイトリノムスメぐらいで他はみんな古馬という状況です。赤き華の女王はかつての古豪に勝つことが出来るのか。
エリザベス女王杯からは毎週G1が待ってますので、ワクワク出来る年末になりそうですね。