感想

22/07/08 【感想】トップガン マーヴェリック

昨日は一人映画三昧を楽しんできたので、その辺の感想を一つ一つ出力していこうかなと思いました。簡単に言えば日記ネタの水増しです。宜しくお願いします。

https://topgunmovie.jp/
ということでトップガンマーヴェリック、めっちゃ面白かった!
ウマ娘やってると直近でマヤノトップガンとのコラボもあったということで折角だからと前作トップガンをアマプラで友人達と見てから行ったのですが、いやあ続編としての出来が完璧。これほど前作をちゃんと見ておいた甲斐があった、と思える映画は久しぶりです。
トムクルーズは60になったって聞くんだけどいやあ若い若い。本人の派手なアクションとかがあるわけじゃないんですけど、演技から出るエネルギッシュさは往年の感覚を忘れさせません。
その上で、作中の主人公「マーヴェリック」としては年齢を重ねたんだなと感じさせるところもちょくちょく見せてきて、あの「トップガンだった日」から長い年月が経ったんだなと思わせます。OPのいつものイントロからタイトルロゴ、そしてメインテーマである「Danger Zone」が流れると否応なしにテンションが上げられる、これこそまさにトップガンだぜ!
そんな感じでガチガチのネタバレ感想を言っていきたいので
見る人は注意してもらえると幸いです。

ちなみにこれから見に行く人になんですけど、トップガン見ておかないと解らないシーンというかちょっと感情移入しづらいなと思うので、もし見に行く場合は是非トップガンを見ておいて下さい。多分シーン一つ一つへの思い入れが相当変わると思います。
もちろん映画の楽しみ方は人それぞれだから強制はしないけどね!

 

 

 

 

 

《ここがネタバレの壁》

 

 

 

 

 

 

 

なんというかマーヴェリックの荒唐無稽さが落ち着いてる…と思いきややっぱりマーヴェリックだわこれ! って所がバシバシ感じられて、これがトップガンだよな~!ってなってしまいます。
最初は新型飛行機のテストで無茶をするところに始まり、左遷としてトップガンの教官として就任してからも無茶なミッションを通すために無茶苦茶な訓練をかつてのトップガン卒業生に課していくのですが、まぁマーヴェリックが強い強い。かつての天才パイロットの技量を惜しみなく使い生徒たちを教習していくシーンはマーヴェリックのあの時の強さを思い出させるカッコよさです。
その中で出会うルースターという青年が、前作でマーヴェリックの親友だったグースの息子なわけですが、彼との確執がメインに描かれていくわけですね。

マーヴェリックは強いし、昔同様に無茶はしても仲間を大事にする所は変わらないのですが、如何せんグースの事に責任を感じているのか捨鉢な行動をする所が多く感じられます。その時の事をトラウマに考えているせいか、決して身内に犠牲を出さない作戦のために無茶をするわけです。しかしその対象にどうにも「自分」が含まれておらず、自分が無茶をして周りを救えるなら、って気持ちがちょいちょい見られるんですよね。最初の飛行機実験のシーンもそうなんですが、極秘ミッションで敵戦闘機から逃亡する際、ルースターを守るために機体に直撃を受けて墜落してしまう所などは、何処かマーヴェリックの生に対する諦観を感じられました。
僕は雪の上で目覚め、敵軍のヘリに追われるマーヴェリックを見て、これが彼自身が望んだ罰の形なのかもしれない…と、映画の終わりを予感したのですが、まぁそんなバッドエンドで終わらせるのが「トップガン」なわけがないんですよねえ。

色々あってルースターによって窮地を脱するのですが、そこからの展開が「マーヴェリック」節が全開で最高に爽快です。そうだよ、こんだけ無茶やるのがマーヴェリックで、それに渋々ながらもしっかり付いてサポートするルースターの姿だよ。僕はあの日のグースを重ねてしまいました。
敵地からの脱出、そして逃げる最中の滅茶苦茶な煽り、最新型の戦闘機3体を相手にF-14という30年前の旧式で大立ち回りを演じるマーヴェリックの姿は、「トップガン」全盛期の彼そのものでした。最高にかっこいいよマーヴェリック…

最後は教習した生徒の一人であるハングマンの助力もあり、無事に帰路につくマーヴェリックとルースターなんですが、その最後の二人の会話でマジで泣いてしまいました。
最初から最後まで徹底して前作で呪われたマーヴェリックを曇らせる映画だったわけですが、その分最後の二人の会話に救われます。あの日から捨て鉢で生きてきたマーヴェリックはこれからも生きることが出来るんだなあ、って納得できるエンディングで大変満足でした。
今度こそママを大事にしてよ!

いや~すげえ良い続編でした。こんなに続編としてしっかりしてくれて、本当に事前にトップガン見た甲斐がありましたよ。
逆に言えばトップガン見ておかないとついていけないシーンが多いかもしれない。まぁそれは続編映画だからしょうがないんだけども、でも単品で見ても「クソ強教官パイロット:マーヴェリックによる最強のパイロット育成教室」って感じで見れる洋画テイスト前回の映画で良いと思うんですけどね。ちゃんとマーヴェリックとルースターの因縁は作中で語られるし。
あと空撮の技術向上にも感動しましたね! あれCGじゃないって凄えよ! 本物を使うことが映画の出来を「本物」に仕立て上げるんだなあ、と感動します。これから洋画を見たいって人にぜひトップガンをおすすめしたい。

正直昨日一番テンション上がって面白かったのがこれでした。
朝1トップガンは重いかな~と思ったけどそんな事なかった。みんなも見ようトップガン。